SSブログ

キャリーバッグとの接触&ソラン君 [法律に関する問題]

sorann2.jpg

 自転車との接触に伴う損害は、自転車運転者が保険に入ってないことが多いため、保険の必要性が言われているところですが、最近はキャリーバッグと接触して負傷した方が、損害賠償を求める事案も見られます。私はキャリーバッグは、基本的に曳いて歩いたりしませんが(特に人混みでは持ちます)、最近は、駅構内、空港等のような人通りの多い場所でも、漫然とキャリーバッグを曳いている人をよく見かけます。キャリーバッグを曳くと、キャリーバッグが人から離れますので、急いでいるとか前をよくみていないと、キャリーバッグにつまずいたりすることもあると思われます。

 最近東京地裁で、駅構内ですれ違った際にキャリーバッグが足にあたり、躓いて転倒した人が、骨折したとして損害賠償を求めた裁判があったのですが、裁判所は「駅構内のような人通りの多い場所でキャリーバッグを使用する場合には、曳いているキャリーバッグが他の歩行者の歩行を妨げたり、それに躓いて転倒させることがないよう注意すべき義務を負い、被告にはその注意義務違反があった」として損害賠償責任を認めています。もっとも、躓いた人にも「歩行中は前方及び足下に注意し、特に駅構内のような通行人の多い場所では、対向の歩行者が大量の荷物を持っていたり、キャリーバッグを曳いていることは当然予測できることであるから、原告において一定の過失があることは否定できない」として、過失相殺をしています。

 本件の場合は、原告に25パーセントの過失があるとしましたが、それでも被告においては、相当の損害金を支払わなくてはなりません。接触事故が起きなかったとしても、人混みのなかでキャリーバッグを曳かれたら結構邪魔になります。キャリーバッグを曳く人は、周りに十分配慮して通行してもらいたいものです。

 追記 ソラン君のペットロス、結構、長引きそうです。二匹いると、悲しさが半減するのではないかと書かれている記事が見られますが、そういうことは一切ないですね。逆に、これまで一緒にしていた行動が一匹だけになると、食事を与えるとか何か行動する度にソラン君のことを思い出してしまう、ということもあり、また、ソラン君と比較してしまうこともあるので、結構、寂しさとの感情がわき上がってきます。ソラン君は目が全く見えないのに、私が洗面所でひげ剃りしていたりするとぶつかりながら足下にきたり、ベランダにいると、ぶつかりながら、私のところに来ていましたが、そんなことを思い出す度に、なんともいえない感情がわき上がってきます。それで、仕事に集中し、あまり、そんなことを考えないようにしてしている毎日です。


nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。